失敗から学ぶ!美容室経営で知っておくべき4つのポイント
美容室は3年以内に約90%が失敗(廃業)する?
一般的によく言われる数字ですが、美容室は開業から3年以内に90%のお店が廃業してしまうそうです。
この数字の元となるデータが見つかりませんでしたので、とても確かな数値とは言えないのですが、
実際に美容室の廃業数はコロナ禍で加速し、増加の一途をたどっています。
ではこの厳しい世界で
“成功するサロン”と“失敗するサロン”
それぞれ何が違うのでしょうか?
当社で調べたところ、5つの理由を見出しましたのでご紹介します。
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美容室経営で失敗する理由はこの5つ
⒈売れっ子美容師だからといって経営能力もあるわけではない
これは少し残酷なお話にはなってしまいますが、
美容師としてたくさんのお客様に支持される能力と
美容室を経営する能力は同じではありません。
美容師の能力の高さ≠経営能力の高さ
と、意気込むのは良いのですが、
3年後には…
どれだけカットがうまくても経営能力はそれに比例せず、
アシスタントがカット技法を1から学ぶのと同じように
経営について1から学ぶ必要があります。
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⒉自転車操業で短期的な赤字に耐えきれない(資金ショート)
美容室経営で陥りがちなのが“自転車操業”。
自転車操業とは?
資金の借り入れと返済を繰り返しながらかろうじて操業を続けること。また、そのような経営状態。
毎月の利益が少なくなってしまうと開業時の借金返済に追われてしまい、
会社の体力となるお金を貯めていくことができなくなってしまいます。
これの繰り返しを自転車操業と呼びます。
それでもなんとか経営を続けられているのであれば良いのですが、
コロナ禍のように予測不可能な状況に陥り、
一時的に赤字が続くようになってしまった際に問題が起こります。
会社にお金を残せていないので、一時的な赤字に耐えきれず、廃業を余儀なくされてしまうのです。
自転車操業はいざという時にとっても危険!
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⒊運転資金を抑えられていない
お客様に喜んでお帰りいただくのは美容師にとって絶対に外すことのできない使命。
ですが、最高の空間を用意しないとお客様に喜んでもらえないということは決してありません。
それよりも高すぎるランニングコストが原因で経営が安定しなくなることを懸念する必要があります。
経営が不安定になると廃業することを避けられず、お客様にも迷惑がかかる可能性があるということも想定されます。
大切なお客様にそのような思いをさせないためにも、安定した経営の地盤づくりとなるランニングコストの見直しは常に欠かせません。
ランニングコストは安いに越したことがありません。どこまでこだわるかよりも、“どれだけコストを下げてこだわれるか”が安全な美容室経営への道です。
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⒋依存していた売れっ子が辞めてしまい赤字化した
売れっ子に頼るモデルがそもそも危険
1番売上の高いスタイリストと低いスタイリストを除いた全体の売上平均値を上げていくことが大切です。
そのためにすることは言い出すとキリがないので割愛しますが、
教育制度の見直しや昇給システムの見直し…
スタッフ個人ではなく店舗に集客力や信頼を高めていくことなどが大切です。
そして…
スタッフの一人ひとりの“現在地”を数値化して“見える化”することで
一人ひとりの長所や改善するべきポイントが見えてくるものです。
つまり…
何をやれば良いのかわからないのは
経営状況を見える化できていないからわからない。
とも言えます。
1人の売れっ子に頼るのではなく、スタッフ全体の平均値を伸ばすことを心がけましょう。
“辞められたら困る”ではなく“辞められても良い”ように設計しておくと安心です。
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⒌新規集客ばかりに力を入れている
新規集客にばかり力を入れるのは本当に危険です。
初回が一番安いなら、お客様はそのお店に通うほど損をすることになります。
逆に上位顧客に優待制度などがあると、お客様はそのお店に通うほど得をすることになります。
1:5の法則
新規のお客様を獲得するには、既存のお客様に継続来店してもらう5倍のコストがかかるという法則です。
新規顧客を獲得するために必要なコストよりも、
一度来店されたお客様にリピートしてもらうためのコストの方が大幅に安くなります。
穴の空いたバケツで大河の水を汲むのではなく、
穴を塞いだバケツで蛇口の水を溜め続けるイメージです。
前者は水脈が大きいですが、バケツには穴が開いており、それを貯めることができません。
後者は水脈こそ小さく水が溜まるのには時間がかかりますが、穴が塞がっているので確実に貯めることができます。
このことから真に力を入れるべきポイントは既存顧客へのアプローチと言えます。
大手集客サイトは諸刃の剣
利用者の多い大手集客サイトは時折、とてつもない新規集客力を感じさせますが、
新規来店顧客には集客サイトから定期的にメールが送られ、時にはポイントをプレゼントすることもあります。
そこで集客サイトを開くわけですが、そこに出てくるのは高い広告料を払っている美容室ばかり。
それによって結局他店に行ってしまう。
あなたの施術に問題があったわけではないのに失客してしまうのです。
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新規集客&失客を繰り返す“負のスパイラル”
あまり声を大にしていうことはできないのですが、大手集客サイトは一度依存してしまうと抜け出すのが困難な経営状況に運ばれてしまうこともあります。
興味のある方はこちらにも目を通してみてください。
あなたのサロンの経営状況はデータで見える化できていますか?
経営改善を図るためには現在地の確認、すなわちデータで見える化し、
“誰がどのような状態なのか”を把握することで改善策が見えてきます。
売上はあくまで“現状による結果”であり、
売上の高さで人を評価するのでは不十分です。
何が原因で売上が伸び悩んでいるのか、
あるいは何が原因で継続顧客数が伸びているのか、
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売上だけでは計れない!“なぜ?”その背景を知ることで売上UPに繋げられます!
私たちが作っているのカルテ管理だけでなく、
美容室の経営改善に最適な経営状況のデータ化&分析ツールでもあります。
なんとなくの経営は本当に危険です。
ではなぜみんなが楽しそうに働いてくれているのでしょうか?
その根拠を明確にすることは難しいかと思います。
あの子は売上が高い。接客も丁寧だもんなー。
だからあっちの子は売上が伸びないんだよ。
もしかするとそうかもしれませんが、データがない以上は推測論であり、改善すべきポイントを伝えて人を育てるには不十分な情報源です。
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なんとなくであることに気づけていないことも
なんとなくの経営じゃないと思っていても、紐解いていくとなんとなくの経営だったりします。
「これが真理だ!」というものが見つからなければ
“なんとなく経営”になってしまっている可能性があります。
「それはつまり?」と何度も問いかけてみてください。
「あの子は売上が高い」
↓
それはつまり?
↓
「リピーターが多く売上が安定している」
↓
それはつまり?
↓
「技術はもちろん接客が丁寧なんだ」
↓
それはつまり?
↓
「カルテを必ず確認し、お客さまの情報を思い出した上で入客している」
↓
それはつまり?
↓
「…」
これを繰り返すことで見えてくるものがあります。
いきなりLiMEを導入しなくてもご自身でできることはあります。ぜひお試しくださいませ!
▼リピート率と失客率、理解できてますか?
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